関西で一番好きな寿司屋(暫定)。

残り短い関西暮らし。
新たな店にも行きたいけれど、
どちらかというと「あの店うまかったよなー」を
もいちどココロと舌に刻んでおきたいと思いたち。
訪れたのは、母の誕生日に来た芦屋のお寿司屋さん「おがわ」。
 
まちがってなかったねえ。
 
「つまみ?ふぐたべますか?」
ふぐ?食べます食べます。
 
「はい、一の皮、二の皮、身皮、腸、葱が入ってるから葱腸ね。あと、白子と身」
それぞれを、ポンポンポンと二口づつくらい。うわー、うまそー。
「身は塩で、ほかはそのポン酢でいけるわ」
身は塩、ですか。
「身は噛めば噛むほどねっとりして、ふぐのうまさがゼラチンやいうのがわかるよ」
確かにうまい。ふぐの身に、こんなに味あったんすねー。
 
「次いく?今日は、トリ貝。うまいでー」
トリ貝?はあ、食べてみます。
びしっ!と貝の身をまな板に叩きつけ、
「さっきまで生きてたやつや。こっちがヒモ」
なんすか、この旨味!
「火入れたら違うもんになるから」
うまー、うまー。
「ヒラメ。こっちがエンガワ。これも味比べてみて」
ははー。あ、ついでに大トロが。
 
寿司もねえ、絶妙の流れで、タイミングで、出てくるワケですよ。
「このトロは、さっきのと違うんすか?」
「いっしょや。でも、シャリといっしょに食べたらぜんぜんちゃうやろ」
 
いやあ、食べたー。飲んだー。じゃあ、シメに何か…。
「しそ巻きやな。しそ巻き、いう顔してるわ(笑)」
はー、さっぱりしていいですねー。またちょっと食べたい感じに…。
いや、がまんがまん。
また、次の楽しみにしときます。
 
うーん。もう一回来たいなあ、ここ。