プレゼンに行ったら。

プロ野球ビジネスのしくみ (宝島社新書)
ひょんなことから、
「日本球界のデストロイヤー」と呼ばれた方と話をすることに。
 
交流戦プレーオフの必要性を訴え、ドラフトの改革を訴え、
ジャイアンツと、追随する数多くの球団からのバッシングにあい、
更迭に近いカタチで球界を去った球団社長。
ネットで検索しても、非難コメントばかり…。
 
ただ、実際にお話を聞いてみると、
超閉鎖的な球界に、「企業経営」の論理を持ち込もうとした人なんですなー。
いや、持ち込もうとした、というよりは、
経営者として当たり前のことをしようとしただけなんでしょうね。
 
「(野球の勝敗にかかわらず)永続的に利益をあげられる組織をつくる」
「お金の出所であるお客様(観客)の満足を最優先させる」
「(成熟期にある市場では)業界(球界)全体の利益拡大を図る」
 
彼が球界を去ったあと、球団合併問題や選手会スト、裏金疑惑などを経て、
彼が4年間主張し続けた、交流戦プレーオフ、ドラフト改革が実現しています。
日本プロ野球の歴史上、もう少し評価されてもええんじゃないかと思うのは、
実際に会って情がわいたからなのかなあ。