黒田、ついに。

もともと、黒田がメジャーに行かない理由は、
「病気のお父さんを置いては行けない」だというのは、聞いていました。
なので、わりと覚悟はしてたんですが。
スポーツ新聞で、メジャーキャップを合成した黒田を見て、
あらためてさみしい気持ちになりました。
たぶん、マリナーズかメッツあたりに行っちゃうんでしょうね。
　
これはねー、やっぱり球団が死ぬほど反省するべきですよ。
今年も黒田を慰留するために、「来年は優勝争いができるチームをつくる」
って言ってますけど、これって去年も言ってたじゃないですか。
かろうじて、大社ドラフトで変化が見られたぐらいで、
交流戦で低迷した以降、球団からなんとかしようという動きも見られなかった。
結果、順位も変わらなかった。
　
球団と選手と言うのは、雇用関係でつながっているわけではありません。
独立した事業主たる選手と契約を結ぶ、
きわめてビジネス的な（一般の商取引的な）つながりなわけです。
独立した事業主たる黒田なら、こう思うと思うんですよ。
「カープさんは、去年もそう言った。信じたいけど、信じるに足る証拠が何もない」と。
　
世の中のビジネスは、「時間」に対して異常に厳しくなっています。
ましてや、黒田の資本である「投手としての能力」は、時間的に有限です。
1年の失敗は、痛恨の失敗と言ってもいい。
その認識が、カープ側にどれほどあったのか。大いに疑問です。
　
この反省から、何かが変わってくれれることに期待します。
もちろん黒田と新井が、ビジネス以外の何かによって、
カープに残ってくれることを、願います。
何かできること、あるかなあ。