この人、本当に何者?と思いつつ。

歌舞伎町のミッドナイト・フットボール―世界の9年間と、新宿コマ劇場裏の6日間
今週の1冊も菊地成孔さんです。
「歌舞伎町のミッドナイト・フットボール―世界の9年間と、新宿コマ劇場裏の6日間」
 
この前に読んでいた「スペインの宇宙食」は、まったく読みかけだったのに、
今週月曜に催された社内コピー大会で審査委員賞として授与してしまったので、
それはもういちどアマゾンに発注して、こちらを読み始めました。
(ついでに「SPANK HAPPY」のCDも発注)
 
前作よりも、音楽評が多いですね。
まあ、音楽の人だから仕方ないですね。
まったく音楽の人ではない僕には(なんで読んでるんだ)、
まったく意味のわからん話もたくさんなのですが、楽しく読んでいます。
いつぞやラジオで展開されていた、「小沢健二の腹筋の足りない歌声がいい」論も、
ここに収容されています。
 
個人的には、架空(嘘っぱち?)のテクニカルタームを並べに並べながら、
ジャズについて(あるいは生きることについて)の
イマジネーションとフィロソフィーの重要性を語る、
「肉声 This radio makes you forget the pesence of the microphones.」が好きです。