宗教と戦争と音楽と自由。

映画「4分間のピアニスト」オリジナル・サウンドトラック
4分間のピアニスト」を観ました。
ドイツからもどって間もないというのに、
「ドイツが、そして世界が絶賛!」と言われちゃーねー。
見に行かずにおれんでしょう。
 
それにしても、原題「4分間」をなんで「4分間のピアニスト」にしちゃったんだろーか。
「なんとかのピアニスト」って、
戦場のピアニスト」やら「海の上のピアニスト」が浮かんで、
すっかり二番煎じの印象になると思うのだけれど。
 
と、いきなり邦題批判したくなるのも、この映画がすごくいいからなのよ(おすぎ風?)。
辛気臭いと言えば辛気臭い(ドイツの空と同じだ)ですが、
映像も音楽も演技も、ちゃんと作られてるなあと。
ほぼ無音で始まる冒頭は、観客の「音」に対する神経を尖らせるためなんだとか。
最後の4分間に向かって等比級数的に高まっていく緊張感も、
「順撮り」だからこそ出せたんでしょーねー。
 
ドイツ映画は、「es」と「ラン・ローラ・ラン」と「グッバイ・レーニン
くらいしか見たことなかったけど(そして、そういえば、どれも好きだけど)
これから、気にして見てみようかな。